●主要工事実績
衛生センター・・・クレーン保守点検業務委託
会館大ホール・・・屋外リフト保守点検業務委託
浄化センター・・・クレーン点検業務委託
環境技術センター・クレーン点検業務委託
リサイクルプラザ・クレーン点検業務委託
弊社の売れ筋商品をご紹介します。
天井クレーンは、建屋の両側の壁に沿って設けられたランウェイ(走行軌道)を走行するもので、天井近くで稼働するため天井クレーンと呼ばれています。
つり具にはフックを使用し、大型機の場合は主巻きの他に補巻きが装備されています。
一般に巻上げ、横行、走行の3動作が可能で、広範囲の作業領域を確保できるため、機械工場での重量物や部品の運搬等に使用されています。
なお、この形式のクレーンであれば屋外に設けられていても天井クレーンと呼ばれます。
ホイスト式天井クレーンは、トロリの代わりに電気ホイストを使用したもので、小型、小容量のものが多く、床上で操作する方式が一般的です。
小型天井Crのガーダーが落下し作業者に激突
原因
当工場は30年前に埋め立てた埋立地内だったこと。 天井Crのガーダーは地震で脱輪していたこと。 天井Crのサドル内の走行車輪が磨耗していたこと。
操作者Eは地震後に空荷状態で天井Crの試験走行をしなかったこと。 溶接工Fは天井Crの真下で溶接作業をしていたこと。 Eはクレーンの特別教育修了者でなかったこと。
「3連休中に震度4以上の地震が2回」あったにも係わらず、事業場の監督者、職長は朝礼で天井クレーンの「作業開始前の点検」を指示しなかったこと。 事業場は1月以内ごとの自主検査は実施しなかったこと。
倉庫管理は協力会社が専ら行っていたこと。 事業場・協力会社は、小型天井Cr作業の安全教育を実施していなかったこと。 事業場に「小型天井Cr作業の作業手順書」は作成していなかったこと。 小型天井Cr作業のRAは実施しなかったこと。 作業開始前にKY活動を実施しなかったこと。
対策
埋立地は脆弱な地盤なので、中震以上の震度の地震の後は建屋支柱と天井Crの状況を目視で行うこと。 また作業開始前に空荷走行で点検を行うこと。 他の棟の建屋支柱も一斉点検を行い、必要に応じて支柱の補強とガーダーの落下防止措置を行うこと。
操作者は地震後に空荷状態で天井Crの試験走行を行うこと。 操作者はつり荷の真下に作業者がいないことを確認すること。 操作者はクレーンの特別教育修了者が行うこと。なお玉掛けは技能講習修了者が行うこと。
事業場の監督者、職長は、3連休中の地震を新聞報道で知っているはずなので、朝礼の「作業開始前の打合せで点検を指示」すること。 (作業場は1月以内ごとの自主検査を実施し記録に残すこと。
協力会社のみに行わせず、事業場と協力会社合同で作業手順書を作成すること。 作業関係者に安全教育を行い記録に残すこと。 小型天井Cr作業のRAを実施すること。 作業開始前にKY活動を実施し記録に残すこと。